決算期に動きの本格化する監査

監査の取り組みは、決算期に集中する傾向にあるのではないかと考えられています。決算は3月に設定される企業が多く見受けられているため、春の時期に監査を行うケースが目立っていると言えるのではないでしょうか。決算期の監査では、実際に報告されている財務状況が適切なものであるか精査することが一般的であると考えられているため、このような取り組みが非常に多く展開されているのではないかと考えられています。
報告される収支決算などの内容が正しいものか、監査法人に属する公認会計士などによって調べられており、この作業も重要なものとして認識されています。会計監査については昨今重要性が強く提唱されるようになりつつあることから、毎年度末の決算時の公開される内容をチェックすることも、大事であると考えられているのではないでしようか。決算期の監査の取り組みに関しては、今後も高い頻度で実現されていくのではないかと見込まれています。

借方と貸方

会計の分野を理解する上でビジネス本や参考書を手に取ることになった場合、会計を説明する上でほぼ確実に出てくるであろう、借方、貸方、という言葉について簡単な覚え方を説明します。

借方、貸方という言葉は会計を理解する上では、ビジネス書で言えば入門編のようなはじめの方に出てきます。
そこで借方、貸方が理解できずに前に進めないと、そこから広がる話にもついていけなくなってしまいます。
貸借対照表、損益計算書、仕訳。借方と貸方と左右のことを表しますが、パッと見て分からないと内容もなかなか頭に入らないでしょう。

簡単な覚え方は、借方は平仮名にするとかりかた。り、に着目してください。
文字の払いが左側にきています。
貸方は平仮名にするとかしかた。し、に着目してください。文字の払いが右側にきています。

もうお話ししたい事がおわかりでしょうか。
借方、貸方の二文字目の払いが、貸借対照表や損益計算書での右に出るか、左に出るか、という覚え方です。

まずは借方が左、貸方が右、という事に慣れましょう。ぐっと会計についての入りが簡単に思えるようになるでしょう。

シンガポールの会計制度

シンガポールで適用される会計基準は、財務報告基準(FRS)と解釈指針(INT FRS)から構成されています。当基準と当指針は、いわゆるIFRS、国際気会計基準と配列・番号ともに整合しているものであり、適用時期などのわずかな違いを除いて、内容も同一となっています。IFRSの改廃、設定の都度シンガポール会計基準も同様の改廃、設定が行われ、常にその内容が反映されるようになっています。したがって、日本の会計基準との差異については、日本基準とIFRSの差異とほぼ同等だと考えることができます。英語のサイトではありますが、実際の基準はインターネット(http://www.asc.gov.sg)にて誰でもどこからでもアクセスすることが可能です。
決算期についてはACRA(登記局)に届け出を行うことで、自由に変更することが可能ですが、原則として子会社は親会社と同一の決算期にすることが求められています。ACRAへの届け出は電子申告が可能です(https://www.acra.gov.sg/home/)。また、会社法上、会計期間は前年度の決算日後2ヶ月以内とする必要があると定められています。

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